近く上場廃止するアデランス、日本のおじさんたちが「アデランス」をかぶらなくなった理由とは … フルオーダーで40~50万、メンテも高コスト、更に変化してきた「かつら」に対する認識

1:記憶たどり。 ★:2016/10/18(火) 09:40:18.66 ID:CAP_USER9日本のおじさんたちが、「アデランス」をかぶらなくなったワケ
10月14日、アデランスがMBOを実施すると発表した。
投資ファンド・インテグラルが子会社を通じてTOBを行い株式を取得、同社の支援を受けながら経営再建を目指すということで、近く上場廃止になるという。
この背景には業績低迷が長引いていることがあるというが、ではいったいアデランスに何が起きているのか。
今年4月の2016年2月期決算発表で津村佳宏専務がおっしゃった言葉がすべてを物語っているので、引用させていただこう。
「これまでの高価格帯のかつらを売るビジネスが崩れ始めた」(日経産業新聞 2016年5月16日)
縁のない人にはなんのことやらという話だが、実は「かつら」は世の人々が想像している以上にコストがかかる。
もちろん、個人差もあるが、アデランスなどの大手メーカーで自分の頭にピッタリのかつらをフルオーダーすると、40万~50万はゆうにかかるといわれる。
しかも、そのお金をなんとか用立てれば新しい人生を迎えられるというものでもなく、そこから延々と維持管理費を払い続けなくてはいけない人生が待っているのだ。
例えば、残った自毛は普通に生えてくるので、毎月のように境目を切りそろえるなど調整しなくてはいけない。
また、技術が進んだとはいえ、人工物である以上、毛も抜け落ちるし、装着感も変わる。雨風や紫外線で疲弊したぶん、修繕も行わなくてはいけない。
そうなってくると、その間にかぶる「代車」ならぬ「代かつら」というスペアも必要になってくる。
さらに言えば、頭髪の寂しい人がある日を境に急にフサフサになるとバレバレなので、中には徐々に髪を増やしていくために、段階的なかつらを必要とする人も出てくる。
事実、カツラーであることをカミングアウトされている綾小路きみまろさんも、テレビ番組などで「カツラは夏用、冬用など何着かある。洋服の着替えみたいなもんですね」とおっしゃっている。
つまり、「かつらビジネス」というのは、高価で高品質なかつらを販売してゴールではなく、そこからスタートするメンテナンス、カウンセリングによってチャリンチャリンとお代を頂戴し続けるという仕組みになっているのだ。
●ビジネスモデルが崩れつつある理由
このビジネスモデルが崩壊してきているというわけだ。では、その理由はなぜか。
報道によれば、大手メーカーでは実現できないような低価格のかつらを提供する新興勢力が増えてきているからだという。
確かに、2000年に創業したかつらメーカーのWith(ウィズ)のWebサイトをのぞくと、オーダーメイドの全頭かつらは16万8000円、部分かつらは14万8000円。修理・補修費用も2万5000円~5万円と料金表を公表している。
「かつらのために働いているみたい」「頭に高級車をのっけて生きている」という嘆きも漏れ伝わるカツラーが、アデランスからこのような新興勢力に乗り換えてしまうのもしょうがないのかもしれない。
ただ、アデランスの「高いかつらを売るビジネス」が崩れ始めた理由はこれだけではなく、日本人の「かつら」に対する認識が変わってきていることも大きい。
よく言われることだが、日本ほど「ハゲ」に対して不寛容な社会はない。それを象徴するのが、1984年に日本進出を果たした大手かつらメーカー、スヴェンソンのローランド・メリンガー社長(当時)の言葉だ。
「日本に来て初めてわかったが、日本人は髪が薄くなると真剣に悩む。ヨーロッパなら全く髪がない人でも街中をかっ歩している。一方、日本人は抜け始めの時点で考え込み、品質のよいかつらを探し歩く」(日経産業新聞 1986年4月15日)
松木安太郎さんや漫画家のやくみつるさんも愛用を公言する「編み込み式増毛法」を開発した世界的なかつらメーカーでさえ驚くほど「薄毛」を忌み嫌う文化が日本には定着していたのだ。
これには、日本人の髪が濃い黒であるため、欧米人よりも薄毛になると惨めな感じになってしまうからだとか、「恥の文化」という日本の精神性が関係しているとか諸説あるが、決定的な原因は分かっていない。
ただ、この「ハゲ=恥」という文化を世に広めた「功労者」が誰なのかだけははっきりしている。
お分かりだろう、アデランスだ。
(>2につづく)
ITmedia ビジネスオンライン 10月18日(火)8時6分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-00000020-zdn_mkt-bus_all
引用元スレタイ:【経済】日本のおじさんたちは何故「アデランス」をかぶらなくなったのか。アデランスビジネス崩壊の理由
※ 見ておきたい記事 (外部リンク) : 2016/10/18 (火) 12:08:13 ID:niwaka



55:記憶たどり。 ★:2016/10/18(火) 09:49:21.88 ID:CAP_USER9(>1からつづき)
●アデランスのCMは画期的だった
この会社は1969年、女性かつら大手ボア・シャポーの営業マンだった根本信男氏(現・会長兼社長)が、「男性用かつらは“ハゲを隠したい”という切実な欲求から使用しているので1度使用した客は2個目、3個目と買いつづける」(日経ビジネス 1984年10月1日)ということに気付いたことで創業、瞬く間に急成長した。
この要因のひとつには、売上高の10~15%にも及んだ広告・宣伝の力がある。
それを象徴するのが、1972年から開始されたテレビCMだ。ここでアデランスは、かつら業界の「常識」を覆す画期的なCMを世に出している。
白い一戸建て住む家族。かわいい娘2人と、美しい妻が楽しそうに食卓を囲む中で、男性だけは鏡の前で薄い毛をなでつけながら浮かない顔をしている。
ところが、急に夫の髪がボリュームアップ。ニコニコ顔で出勤しようとする父親に娘たちが抱きついて、こう言う。
「パパ、アデランスにしてよかったね」
40代くらいの方ならば、うっすらと覚えているであろうこのCMによって、もともと存在していた「ハゲ=恥」という風潮をさらに進化させ、「ハゲを隠した男は幸せになる」というイメージを訴求したのだ。
事実、当時の宣伝企画室の課長は先の『日経ビジネス』にCMの狙いをこのようにおっしゃっている。
「かつらをつけてから家庭が明るくなったというようなイメージを与え、奥さんや子供に好感を持たせるように努力をしている点」
そんなのライバル・アートネイチャーだってやってたでしょ、と思うかもしれないが、実はアートネイチャーは夜11時以降にしかテレビCMを流していなかった。
当時、かつらは日陰の産業であり、おおっぴらに語られるものではない、というのが「常識」であり、人知れず薄毛の悩みを抱え込む男性をターゲットにした宣伝・広告を深夜にひっそりと行っていたのだ。
だからこそ、夜6時~7時という時間帯に流されたアデランスのファミリー層向けCMは「衝撃」だった。
今でこそ製薬会社が禁煙補助薬のCMなどで子供を起用し、「長生きしてほしいから禁煙お願いします」なんて言わせるのはベーシックな手法だが、40年前に「かつら」でこれをやるというのは、世間のインパクトはすさまじいものがあった。
●「ハゲを隠した男は幸せになる」というプロパガンダ
この斬新なCMの効果もあって、アデランスは1976年にアートネイチャーに追いつくや、一気に突き放して業界のトップに躍り出る。
これは裏を返せば、アデランスが、「ハゲを隠した男は幸せになる」というプロパガンダを見事成功させたということでもあるのだ。
しかし、このプロパガンダは1990年代になると、その効果が次第に薄れていく。竹中直人さん、西村雅彦さんなど「ハゲ」を隠すでもなく、むしろ個性とするような有名人が次々と現われ始めたのだ。
海外でも、ジャン・レノ、ブルース・ウィリス、ショーン・コネリーという「海外セレブハゲ」も次々と注目を集めるのだ。
2000年代に入ると、この動きはさらに加速していく。
経済界では、「髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのである」「ハゲは、病気ではなく、男の主張である」などの名言で知られる孫正義さんや、スティーブ・ジョブズが「成功者」としてスポットライトが当たると、「堂々として自信に満ちた潔いハゲ」は「恥」どころかカッコイイという評価もされるようになったのだ。
これが「かつら」業界に与えた打撃は大きい。
さらに、拍車をかけたのが、カツラを装着していることが周囲にバレる、いわゆる「ヅラバレ」に対するネガティブイメージの普及だ。
かつては「ハゲ=恥」だったにもかかわらず、薄毛を隠さず堂々とした人々が多くなったことで、薄毛を隠して世をあざむいている人々の姿勢、またはその秘密が露呈した状況のほうが「恥」となる逆転現象が起きたのだ。
分かりやすいのが、朝の情報番組『とくダネ!』の小倉智昭さんだ。
ご存じのように、小倉さんは週刊誌や講演などで自らのカツラ着用をカミングアウトされており、特に隠していない。しかし、2003年4月ごろ、『とくダネ!』のオープニングで元気よくあいさつをしたときに、その勢いでカツラが下に落ちるという放送事故があった、というニセ動画が話題となり、東スポの一面に掲載されてしまう。
これはつまり、世の人々が「有名人のヅラバレ」は放送事故レベルの衝撃的なアクシデントであり、すなわち最大級の「恥」ととらえている証なのではないか。
56:記憶たどり。 ★:2016/10/18(火) 09:49:31.08 ID:CAP_USER9●アデランスの逆襲に期待
2005年には、ボクシングの試合中に実際に、選手のカツラが脱げてしまうという珍事が起きて大きな話題となった。こうなると、「ヅラバレ」はカツラーにとって最大の恐怖となる。
どこかで秘密が露呈して大騒ぎになるくらいだったら、はじめからカミングアウトをしてしまえ。そんな人々も増えていった。
実際、やくみつるさん、綾小路きみまろさん、松木安太郎さんなど、著名人が続々とカミングアウトを始めていくのもこのあたりからだ。
こういう時代の流れを考えると、現在アデランスがCMなどで訴求する「攻める男」というイメージも正直、難しい気がしている。孫正義さんのように、「ありのままのハゲを受け入れる男」のほうがかつらや増毛に頼る男性より、どうしても「攻めている」イメージが強いからだ。
これまで見てきてお分かりのように、「かつら」は美容ビジネスではなく、「心」のビジネスだ。
「高価格帯かつらのビジネスが崩れ始めている」というのは言い方を変えれば、日本の薄毛男性たちの、「多少カネはかかってもとにかくハゲを隠したい」という劣等感が薄れつつある、ということでもあるのだ。
1970~80年代の「ハゲ=道を歩くのもはばかれる恥ずかしい存在」というプロパガンダも難しい中で、「男性用かつら」の新しい価値をつくることができるのか。
アデランスの逆襲に期待したい。
目からうろこ
しかも一度購入するとずっとメンテナンスが必要になり
その費用がバ力にならないほどだって聞いた。
「ヅラ屋はメンテで儲ける」あながちウソじゃないそうな。
年間100万位かかるとかって言うなあ。
だからやめる人が多いってのもあるだろうな。
平均所得が下がってるんだから無理しても捻出できない人が多くなってるのかもな。
ハゲだろうが長髪だろうが何でも似合うんだよ
ジダンとかハゲてもかっこ良かったからな
ジャニーズ系の顔でハゲたらそれこそ生き地獄
ただ、この「ハゲ=恥」という文化を世に広めた「功労者」が誰なのかだけははっきりしている。
お分かりだろう、アデランスだ。
>>1
功労者じゃなくて諸悪の根源じゃん。
皮肉って知ってるか?
効かねーよ!
業者乙
やめた瞬間にリバンウドで一気にハゲるから、維持するためには一生使い続けるしかない
結局はカツラと同じだよ
確かに効くけど自分は体調崩して服用するのを止めざるを得なくなったわ
服用止めたからハゲに戻ったけど思い切って坊主にしたら
精神的にも楽になったし薬で体調崩す事も無くなった
ふりかけみたいのもあるよね
あれ背もたれとかに付いたりしないんだろうか
試供品試したことあるで
振りかけると見事に毛様がボリュミーに見える
が、密着材みたいなスプレーなしだと枕が真っ黒になる
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本人がバレてないと思ってるともっと面白いw
被れないよ
ほんと笑える
お前のことだぞオヅラ
おしゃれなハゲとか需要ないから
あと実際は知らんけど被り物は不潔そう
ズラバレリスクとズラメンテ費用もかかるし
カツラーなんて言葉初めて見たズラ
永眠…
何で今日なんだよwww
このスレ
おまえらの居場所が見つかってよかったなあ
なあ禿げ
よう!兄弟!
禿たままやないかい
ハゲあがってしまえば堂々とできる。
しらんけど
小学生ってなんでアートネイチャーとかアデランスとか大好きなんだろうな。
自分とは無縁のオモシロ世界だからだろう。
うちらの間では、アートネイチャーがブームだったなw
口ずさみやすいCMソングの重要性がよく解るわね
俺もはげたらそうしようと思う
ブルースウィリスとかショーンコネリーとか
ハゲに模範を示したよね
人相によっては本職に間違われる場合があるが、周囲に気を使わせるよりマシだわ
ブルース先輩は髪があったときの方が微妙な俳優だったんだ
ハゲるほどにカッコよくなってく人てはじめてみた
明治新政府が悪い
隠したくない人は隠さなくていい
どっちにしても他人はさほど気にしてない
隠してない人は気にならないが
隠してるのに現れちゃってる人は他人も気になる
明らかに不自然なのにカミングアウトしてくれないからむっちゃ付き合いにくい
にんげんだもの
ここまで来れる奴は何人いるんだろうw
残った髪を伸ばして前方やサイドに持って行くと、スダレと呼ばれる
カツラをかぶると、ズラと呼ばれる
どうしたら、いいんだいヽ(`Д´)ノ
本人が気にして萎縮してしまうことなんだよな
ハゲてても堂々としているひとは、案外ハゲが貫禄にみえたり、似合ってみえたりするもんだ。
ブルースウィリスみたいにね
被ってる奴って攻撃的とか差別的なのが多い気がする
そいつに倒して不寛容なだけ
これはひどい言いがかりwwww
薄っぺらいぺたんこの髪はみっともなくて嫌なのよ
それなら気持ちいいまでのハゲの方がマシ
ハゲはハゲ
↑これが答えな。
アデランスだと分かるからだよ。
アデランスの中野さんが悪いと思う
つまり犯人は、ゆでたまご
あのキャラ、ハゲでズラで有ることを隠してはなかったろ
キン肉マンソルジャーの声優と同じなのは
無理がある
楽でいいぞ、これw
剃るのは大変だよねバリカンで1mm-5mmが一番楽
そのままじゃバレるから美容院でカットしてもっらって今風の髪型にしてもらえばまずバレない
禿げに対してはかなり寛容でしょ現代は
一時期に比べれば本当にそう思う
一般人でも自分のハゲをネタにできるくらい寛容的になってる
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1476751218/
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0. にわか日報 : 2016/10/18 (火) 12:08:13 ID:- ▼レスする
お気軽に(たまにシリアスに)一言どうぞ
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最近ものすごく誹謗中傷コメントの取り締まりが厳しいので、あまりキツめなコメントはやめておきましょう
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あと、「管理人」など管理者に近い紛らわしい名前、唐突に個人名や訳の分からない商品の宣伝等を書き込むのはダメです。